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障がい者施設での大量殺人事件…元職員が逮捕された。
これほどの陰惨な事件はあまり聞いたことがない。
近所の人によると犯人は普通の好感の持てる青年だったという。
介護施設や障がい者施設での暴行、虐待事件はよくあるのだが、その裏にある施設職員の過重労働、低賃金、利用者や職員との人間関係などのストレス、それはそれは大変なものであることはわかる。
職員の人格を否定されるような言動を利用者からあびせらえることもあるかもしれない。
政府には、人の命を扱う職業をもっと評価してもらい、待遇をよくしてほしい。
が、である。この事件はそれとは全く関係ない。
この犯人は、入居者に暴力をふるったとかで、辞めさせられていた。
この男の性質の問題である。
そりゃ、あまりに腹がたち、この野郎、〇ねと心の中で思うこともあるよね。
普通はそこでぐっと我慢するよね。
なぜ人の命を奪うのか。すでに16人が今現在亡くなっている。他にも重傷者がいるとのこと。この男の恨みのエネルギーを考えると恐ろしい。
一見普通、好感もてる青年が、スイッチが入った瞬間、殺人鬼に変貌してしまう。
その脳の状態はどうなっているのか。
すぐキレる子供達が増えたかと思えば、ただ殺してみたかったと、簡単に人を傷つける若者もいる。その感覚はどこからくるのか。
怖いのは今隣を歩いている知らない人間がいつ自分に刃をむけるかわからないこと。
国だって、国民の命をいつ国の為になげだせといいだすかわからない世の中。
この殺人事件と戦争とは、人の命を奪うことでは同じである。最近、世の中どうなるんだろうと益々不安になってきた。