自己愛の怖さ
しかし、なぜ私は、母という自己愛の強い毒親に内心反発しながら、みごとにコントロールされた生き方をし、懲りていたはずなのに、また同じく自己愛の強い男につかまってしまったのだろう。
自己愛にコントロールされるように洗脳されて育っているから、自己愛の人間にあうと無意識に引き寄せられるのかもしれない。
嫌だ嫌だ、こんな人と思いながら、自分を抑え、相手の嘘に騙されようとする。
さんざん被害にあい、目が覚めたのはもう高齢になってからだ。
親を選べない子供にとって、人生は親しだいだと思う。もちろん、苦労して親を超え、自力で自分の納得いく人生を切り開いた人は沢山いる。
気が付くタイミングが大事かもしれない。自分はなぜそうなのか、なぜいつも同じ失敗を繰り返すのか。私はずっと考えもがいていたけれど遅かった。
夫には動けないように手をうたれてきた。もう騙されない。手遅れかもしれないが。
死ぬ間際でもよい、必ず後悔させ、泣かせて謝っても許さない。それでやっと救われる。それほど、人格障害の人はひどいことをするのだ。本人が後悔するときが、あるのだろうか、あると信じたい。
被害者が抵抗すると、作り話で陥れようとしていると言い出すし、自分が被害者だと思い、泣いたり怒ったりと相手を責める。母も夫も似ている。