高畑裕太 逮捕
高畑淳子の息子、裕太の犯した罪はどれだけ深いんだろう。
被害者の年齢について失礼な女性差別とも思われるコメントなども同罪だと思うが、被害者の方はどんなに怖かっただろうか。とても魅力的な方だと言われていたが、なら、高齢で魅力的でなければどうだというのか。女性ならいくつになっても90歳になっても中身は乙女のまま、女性である。
夜道を歩くのは、ひったくりも用心するけれど、痴漢が一番怖い。自分が歳とったからもう大丈夫とか思うわけがない。怖いものは怖い。
以前、仕事の帰りが遅くなり、商談相手の男性の一人が、女性が一人で危ないからと夜道を途中まで送ってくださったことがあった。
その話を聞いた隣の若いギャルが、「えー!おばさんなのに?痴漢の心配ないっしょ」と笑って言い返し、驚いたことがある。
今回の事件も、それに近い反応があった。
そうやって、被害者を世間が更に痛みつける。
性犯罪で泣き寝入りしている女性、どれだけいるんだろう。
高畑容疑者の余罪がでてくるような気がしてならない。
阪神、東北地震の避難所でも性犯罪がおきていた、被害者の中には、自分が若くない年齢だから届けて恥かきたくないと、泣き寝入りした人もいたそうだ。
性犯罪の被害者に対する罪ははかりきれない深さがある。
黙ってればわからない、と言った母
私が二人目の出産をする為に九州に里帰りした時の話だ。
上の子は3歳になったばかり。私は当時関西に住んでいた。本当は里帰りしたくなかったが、夫が協力する気がないのがわかったので、上の子の事を考えて、やむなく実家に帰った。
臨月になり、医師からは「いつ生まれてもいい状態です」と言われていよいよと思っていた頃、兄が転勤になったと連絡があった。まだ独身で荷物も少なかったが、遠方への異動だった。
母が、引っ越しの手伝いにいかないと!と父を誘った。夫婦二人で兄のいる関西まで行こうと言うのだ。30歳すぎてる独身男が心配だと。二人で行ってやらないと大変だろうと母が騒いでいた。
私と3歳の娘を置いて、誰もいない間、もし産気ついたらどうなるの?もし、私に何かトラブルがあったら、娘の世話は?と、私はパニックになった。
「これじゃあ、帰省しない方がよかった。なんのために実家に帰ってきたのか意味がない」と訴えた。父は、男尊女卑があり、お産のことは病気じゃないと軽く思っているし、お産の事はわからない、と母が大丈夫というならそうなんだろうと、無関心。
私は母の弱みをついてこう言ってみた。「もしトラブルがおきたら、救急車よんだり、近所の人に助けてもらうことになる。そしたら、臨月の娘と幼い孫を置いて、夫婦とも遠方にでかけるなんありえない、と非難されるよ。そうなってもよいのか」
すると、母はこう言い返した。
「何がおこっても、お前が誰にも言わなければわからない。どこにも行くな、誰にもあうな。この事は誰にも言うな」
にやりと笑っていた。
私の出産よりも、兄の引っ越しが心配だったのだ。兄は2人がくると知らなかったので、私を置いて両親がきたのには、ショックを受けたようだ。母が「大丈夫、大丈夫」とごまかしたらしい。私が行ってあげてと言ったと嘘までついていた。
誰もいない3日間、私と子供は不安な時間をすごした。子供がいなければ、私は関西に帰っていただろう。いっそ留守中にトラブルがおきたらよいのに、と思ったが、巻きこみたくなかったので、我慢するしかなかった。
その後、無事出産したのだが、産後の母の嫌がらせ的な態度によって、無理をさせられ、ついに大出血をおこしてしまう。
実家のトイレで止まらぬ血を見て、死ぬかもしれないと思いながら、青い顔をして病院にいきたいと言っても、母は知らん顔。結局タクシーで、一人病院へいき、処置してもらったが、すぐには回復しなかった。
ストレスが原因なのか、なかなか出血がとまらないのに、体調の悪い私に家事をさせ、娘を抱っこさせた母。そして、毎日
「いつまでたっても産後の肥立ちが悪いなんて世間体が悪い。まるで私の世話の仕方が悪いみたいじゃない。みっともないから、早く家に帰れ」
と言われた。
夫の実家から、「なかなか帰らないのは、嫁が親にちやほやされて、甘えているんじゃないか、体調が悪いのならだめな嫁だ」と嫌味な電話がきた。夫もかばうどころか一緒になって嫌味を言った。
母が、「体調悪くないですよ。すぐに返します」と返事していた。
そして、ほら、お前がそんなだから嫌味いわれただろう。早く帰れとまた言った。
私は、貧血でふらふらで、授乳で睡眠不足、上の子の世話をしながら、誰も守ってくれる人のいない世界にいた。孤独で、何でこんなに頑張らないといけないんだろう。
私が人生の選択を間違えたからだ。やり直したいとつくづく思った。
帰宅後、無理がたたり、パニック障害、難聴になり、体重が40キロをきった。
母は、電話で父親やおばの悪口を私にぶつけるのが習慣で、ストレス発散に利用していたが、私の体調をきいても、ふうん、お前だけ何でそうなんだと他人事。そしてくどく言われたのが、
「そこで何があっても、実家に帰るな、近くにくるな。世間体が悪い。孫の世話なんか絶対しない。」である。
全く実家には関係ないのに、私がパートにでるのも反対する。さんざん父を憎んでいるかと思ったら、父が嫌うからと理由をつける。
おそらく、いつでも自分の都合よく使うために私の行動をコントロールしたかったのだろう。
自己愛の怖さ
しかし、なぜ私は、母という自己愛の強い毒親に内心反発しながら、みごとにコントロールされた生き方をし、懲りていたはずなのに、また同じく自己愛の強い男につかまってしまったのだろう。
自己愛にコントロールされるように洗脳されて育っているから、自己愛の人間にあうと無意識に引き寄せられるのかもしれない。
嫌だ嫌だ、こんな人と思いながら、自分を抑え、相手の嘘に騙されようとする。
さんざん被害にあい、目が覚めたのはもう高齢になってからだ。
親を選べない子供にとって、人生は親しだいだと思う。もちろん、苦労して親を超え、自力で自分の納得いく人生を切り開いた人は沢山いる。
気が付くタイミングが大事かもしれない。自分はなぜそうなのか、なぜいつも同じ失敗を繰り返すのか。私はずっと考えもがいていたけれど遅かった。
夫には動けないように手をうたれてきた。もう騙されない。手遅れかもしれないが。
死ぬ間際でもよい、必ず後悔させ、泣かせて謝っても許さない。それでやっと救われる。それほど、人格障害の人はひどいことをするのだ。本人が後悔するときが、あるのだろうか、あると信じたい。
被害者が抵抗すると、作り話で陥れようとしていると言い出すし、自分が被害者だと思い、泣いたり怒ったりと相手を責める。母も夫も似ている。
中毒死
母を見ていると、教育の大切さ、勉強の必要性をつくづく感じる。
いい点をとるとか、学歴は関係ない。ニュースや雑誌をみるだけでもいい。常識を身に着けるだけで良い。
それすら、母にはない。
その為に母は子供を殺しかけた。無知のせいで。
幼い頃、母は時々練炭で料理をしていた。ガスがあるのに。使いやすかったのか、理由はわからない。
客がくるので、ごちそうする為に練炭で夕飯を作っていた。
父と兄と私は2階にいた。頭痛と吐き気が襲ってきて、1階に降り、母に気分が悪いと伝えた。兄も同じことを言っていた。
母は笑って、窓をあけて息をすったらなおるよと言った。
2階に戻ったあと、すぐに気を失った。兄も一緒に。
意識が戻った時、病院に寝かされていた。1酸化中毒だった。痙攣をおこした私を見て父が事態を把握し、応急処置とすぐに病院で処置したから死なずにすんだ。
母は家中の窓を閉め切り、換気をいっさいせず、練炭をたいていた。
自殺行為である。子供が先に倒れなければ、気が付かず、両親とも死んでいたかもしれない。
換気が必要だという知識の無い母のせいだった。虫が飛んでこないように、わざわざ窓を閉めて回っていたのだ。
意識が戻ったあとの苦しみは、死んだ方がましと思う位の苦しさだった。のたうち回り、吐き続けた。
帰宅し、兄と2人並んで寝かされた。苦しんでいる子供の横で、笑顔でお客さんと食事をしている母を恨めしく感じた。私はまだ5歳位だったと思う。
会話が聞こえ、よく覚えている。
お客さんは、私たちを気にして、居心地悪そうに「子供さん達のお世話をしてください。私たちは今日は帰りますから、申し訳ないです。」と何度も声にしていた。
母はにこにこして、「たいしたことないんですよ。ぜんぜん気にせずゆっくりしてくださいね。」と、子供が死んだかもしれない練炭での料理をやめることもせず、作り続けてだしていた。
すぐ横で吐いて、うんうんうなっている子供を笑顔で放置する。自分の失敗とわかっていても全く心を痛めていない、心配そうに私の様子をみにくることもなかった。
兄の方が症状がひどかったのか、兄の心配ばかりしていた。私は大丈夫だと放置されていた。
それを見て、自分より兄がかわいそうなんだと思い、苦しいのを我慢して、私も兄の心配をしていた。子供だから親の言うことは正しいと思うものだ。
母は全く事の重大さをわかっていないし、反省もしていなかった。むしろ笑い話のネタにしていた。父から叱られたはずなのに、不可解だった。
父がいなかったら、確実に死んでいた。
父はよく事態をわかっているから、その恐怖で母を叱るレベルを超えて、話題にもしないで、早く忘れようとしたかもしれない。子供を殺したかもしれない親の責任感から。
私が、痙攣をおこしてなければ、気が付かず放置したかもと言っただけで、あとからその話題はしなくなった。
自己愛君のすることは、似ている。夫も同じような子供を危険にさらすことをするし、反省もしない。知識があるはずの夫の方が、悪質だと思う。
毒親の母、自己愛の夫
また母から電話。
わざとでないようにする。急用なら留守電や子供にかけてくるから大丈夫。
一度受話器をとるととんでもないことになる。
高齢だからではない。昔から延々と続いてきた。
娘を自由にコントロールし、洗脳し、思うようにいかないときや、気に入らないと差別的な態度をとる毒親。
この人も自己愛君だ。私は子供の時から、自分の意見や意思を持つことを否定され、母親のストレス発散の道具として利用されてきた。母親の裏表の激しさは私しか知らない。
もし、私が障害をもって生まれてきたら、世間に隠され、恥ずかしい存在とされ、捨てられたと思う。それなりの行動を見てきた。
母こそ無知で、開き直り努力もせず、旦那様に全てよりかかってきたのに、私の結婚話をエリートじゃないからというだけで、つぶしてきたこともあった。反抗した私が自分で決めた人と結婚したら、世間体が悪い。離れて歩け。他人のふりをして。と言われたこともある。娘さんですか?ときかれたら、いいえ、嫁ですと言われたこともある。
息子や嫁は自慢できるが、娘は話題にされたくないらしい。だが、私以外の人には全くそんなそぶりはみせない。世間体第一でいい人を演じる。自分の信念とかなくて、良い人と思われることだけが基準で行動する。人に好かれるために献身的な行動もする。
自己満足で、見返りを求めて行動するから、尽くした相手が迷惑であろうが関係ない。
愚かな話、無知な母のいうエリートとは、公務員なのである。一流企業の名前もろくに知らないのに勝手に民間企業を馬鹿にしている。時代の流れについていっていない。
息子に気を使い、娘には気を使うどころか、夫婦関係まで壊してしまう。
友人に聞くと、母親の娘への態度はうちは真逆である。
友人のお母さまは娘が旦那さんに嫌われないよう、気を使い、大切にしてくれる。
私の母はは反対。私の家族は、待遇は一番下。たまに帰省してもこき使われ、疲れるだけで、物置にせんべい布団で寝かされる。兄家族は、お客さまで、ふわふわの布団で客間に。
夫は、ここまでされると、さすがに母の本質に気が付き。そのしわよせは私にくるようになる。
娘の弱い立場を守ろうとか思わない最低な親。むしろ、女のライバルとして自分より不幸な方がうれしいんだろう。自分に迷惑さえかからなければよいのだ。
そして、絶対に自分の本質をばらされないように、子供の時から、母は裏で父親を怖い存在にしたてあげ、父と会話をしないように子供に言い聞かせてきた。
実は子供の時、母親のとった行動のせいで、2回命を落としそうになったことがある。
詳しくはまた次回に…